【PC】AMD Radeon CrossfireXでAPEX LEGENDを動かす!【APEX LEGEND】

【APEX LEGEND】x【AMD Radeon CrossfireX】

”例のグラボ”のおかげでCrossfireXの環境が出来たあだたら☆じーさんですが、折角のCrossFireXの環境をまったく生かし切れていないという事で、リリース直後からブレイクしている「APEX LEGEND」でCrossfireXが動くのか検証してみました、さてうまくいくでしょうか?


検証した動作環境

  • CPU:AMD FX-8370 Eight-Core
  • MEM:16G
  • M/B:MSI 970Gaming
  • GPU0:SAPPHIRE NITORO+ RX580 8GB
  • GPU1:SAPPHIRE NITORO+ RX470 MINING 8G (BIOS:SAPPHIRE NITORO+ RX580 8GB )
  • Display:iiyama GB2488HSU 1920x1080 144hz (AMD FREESYNK)
  • OS:Windows10
  • AMD RADEON STTINGS:Adrenaline 2019 (ver.19.2.1)
ざっくりとこんな環境でやってみました、改めて見てみるとどんだけAMD好きなんだよと、思ったり・・・w

この記事はAPEX LEGENDを快適に動かしたいという趣旨ではなく、CrossFireXの使い道を単に模索しているので、結果としてAPEX LEGENDがCrossfireXで快適に動いたらラッキーかな?という内容なので興味があれば読み進めてみて下さい。

APEX LEGENDを快適に動かす趣旨ではないので、悪しからず~。

RADEON SETTINGSの準備

CrossfireXをするためのRadeon settingsの準備をしていきます。

初期設定

グラフィックスプロファイル:バランス

WindowsタスクバーにあるRadeon Settingsを右クリックで出てくるメニューの設定
「パフォーマンスの最適化 / バランス / イメージ品質の最適化」より。

グローバル設定:AMD Crossfire/on、AMD Crossfire ロゴ/on

TIPS
ロゴをONにするのは、Crossfireが全画面モードでしか機能しないので、動作しているかどうか確認のために使います。(2画面構成の場合は「ディスプレイ1:全画面 / ディスプレイ2:モニタリングソフト」 のような方法も)

APEX LEGENDのプロファイル作成

Radeon Settings>ゲーム>+追加 でAPEX LEGENDの実行ファイルを追加。

[ドライブ名]:\Origin Game\Apex\r5apex.exe


TIPS
私の環境だけかも知れませんが [+追加]>参照 で対象の実行ファイルの場所に行ってもフォルダしか表示されないので、実行ファイルのある場所まで行って、「ファイル名:」を直接入力するとプロファイルが追加されます。

作成したAPEX LEGEND(r5apex.exe)プロファイル

作成したプロファイルでCrossfireに関する設定は「AMD Crossfire モード」と「フレームペーシング」だけかと。

AMD Crossfire モード (AMDから引用)
  • 無効:3DアプリケーションはシングルGPUモードで動作します。
  • デフォルトモード:3Dアプリケーションにドライバプロファイルがある場合はそれが使用されます。ドライバプロファイルが存在しない場合、アプリケーションはシングルGPUモードで動作します。
  • AFR対応:代替フレームレンダリングを使用してリソーストラッキングを無効にした状態で、アプリケーションはマルチGPUモードで実行されます。各GPUは順番にフレームをレンダリングします。AFR friendlyは、3DアプリケーションがマルチGPU対応になるように構築されており、そのように構築されていないと画像が破損する可能性があると想定しています。
  • 1x1の最適化:3Dアプリケーションは、代替フレームレンダリングを使用してマルチGPUモードで実行されますが、1x1サーフェス用に最適化されています。
  • AFR互換:3Dアプリケーションは、代替フレームレンダリングを使用してリソーストラッキングを有効にしたマルチGPUモードで動作します。
  • AMD事前定義プロファイルを使用する:このモードでは既存のドライバープロファイルを使用でき、それを現在の3Dアプリケーションに適用します。
なるほどわからん、DirectXのレンダリング技術の事を言っているんだと思う。
とりあえずAPEX LEGENDのプロファイルは無いので「無効 / デフォルトモード / AMD事前ry」 は同じ意味になる、つまりCrossfireとして試すのは AFR対応 / 1x1の最適化 / AFR互換 の3つを試せばいいという事か。

フレームペーシング(AMDから引用)
MGPU構成では、GPUは交互のフレームをレンダリングし、各フレームをディスプレイにプッシュします。レンダリングされた各フレームはさまざまな速度で作成されるため、フレームタイムの配信に違いが生じます。フレームペーシングが有効になっていると、フレームは均等に分散されます。つまり、フレーム間の時差が少なくなり、AMD CrossFire™を使用したときのゲームプレイがスムーズになります。
ゲームプレイ中にFPSが変化するけど、この機能を使えばフレームが均等になってスムーズになるようなのでとりあえずONにしておく。

この辺はハード屋さんとソフト屋さんのお話なので私はゲームを使ってCrossfireを試すだけ。

APEX LEGENDでCrossfireを試す

Crossfireの基本的な設定が終わったところで早速Crossfireで動作させてみたいと思います、APEX LEGENDの設定は全てデフォルトで行います。

画像では伝わり難いのでYoutubeに AFR対応 / 1x1最適化 / AFR互換 の動画をアップしておきます。

AFR対応で試してみる



キャラクター選択画面でのフラッシュが酷いです、トレーニングモード中は操作は可能でしたがご覧の状況、音の途切れや音ズレも結構酷い、このモードはダメなようです、ひとまずCrossfireとして動作はしていますがAFR対応で動作させるのは無理でした。

1x1最適化で試してみる



キャラクター選択画面から描写がガクガクですFPS40~60位出ていますが、どのシーンでも本当に表記通りのFPSが出ているのか疑問、出ているんでしょうけどまた違う問題?

トレーニングモードは完走しましたがキーの入力から動作までがぎこちなく入力遅延が酷い状態、背景の光が当たる部分がフラッシュしているなど、Crossfireとして動作はしていますがゲームするというレベルにはありませんでした。

AFR互換で試してみる



1x1最適化と似たような感じで入力遅延、背景フラッシュが発生したのでこりゃダメだと思い途中で終了しています、一応Crossfireとしては動作したようです。

FPSゲームとしてはカクつきや音ズレれは致命的、光と影の部分がフラッシュする現象は「黒い砂漠」と言うゲームでも似たような現象がありました。

んーどうしましょう、Crossfire自体は効いてるんだから、せめてなんかこうもうチョット良い感じに動いてくれないもんでしょうかね?(´・ω・`)

ここまで来たら意地でもCrossfireで動かす!(`・ω・´)g

APEX LEGENDの設定をデフォルトから全て最低設定にして一つ一つカクつきや背景のフラッシュの原因のあたり出しをして、私なりに「このレベルならFPSゲームとして遊べる」であろう設定を詰めた結果、こうなりました。


良い感じに動くようにになったと思います、FPSは出ているのに妙なカクつきがあったりと、原因は”アンチエイリアス”、”垂直同期”が一番影響が大きい感じ、光のチラつきについては”アンビエントオクルージョン”、”ダイナミックスポットシャドウ”なんかの影響のよう、全体を通してFPS100~以上で安定している感じです。

オーディオについては冒頭部分で途切れがちなのはやりようがなさそうな感じ、トレーニングモード中に出ていないからまあいいかと。

APEX LEGENDをCrossfireで動かすための最終的な設定

Radeon Settingsの変更点
グラフィックスプロファイル:バランス>パフォーマンスを最適化
AMD Crossfire モード:1x1を最適化

ゲーム内設定(デフォルトからの変更点)
垂直同期:トリプルバッファ>無効
アンビエントオクルージョン品質:高>無効
スポットシャドウディテール:低>無効

こんな感じで落ち着きました、妥協したと言った方が正しいかな?w、とりあえずCrossfireで動かすという目的は達成と言う事にしておきます。

まだやり様はありますが、APEX LEGENDでのCrossfire遊び”は”この辺で終わりにしたいと思います。

TIPS
”1x1最適化”で描写がおかしい場合、ゲーム内設定の垂直同期を変更してみると表示される場合があります。
結構不安定(´・ω・`)

CrossfireからRX580のシングル構成に変更してみた

ここからはRX470を外してRX580のシングル構成でAPEX LEGENDを動かしてみました。

Crossfire構成時 PCIe x8 > シングル構成時 PCIe x16
ゲーム内設定は最終的に設定したCrossfireでの設定と同じ。


結果、Crossfire時にあった妙なカクツキや描写の問題はみられませんでした、FPSの下限値は100を切るようになりましたが、全体的に安定して動作しています、GPUの使用率も上限張り付きでしっかりで最大限能力を使いきってる感じがします。

今回色々やってみてわかったのはCrossfireはFPS下限値の底上げにはなるけど、描写の問題やゲーム中の妙なカクツキを経験してしまうと、FPSの底上げ程度でこんなにも動作が不安定ならCrossfireである必要はないかなと言う感じ、残念過ぎる技術。

と言うかCrossfireとかSLIってもう10年ぐらい経つよね?確か。(´・ω・`)

その他にもRadeon Settingsの以前あった不具合で治ったとされているReLive録画時の緑画面問題も完全に治ったというわけではないみたいですし。

CrossfireでReLiveを使って録画した場合、プライマリのGPUしか使っていないという事もわかりましたし、個人的に色々と収穫はあったかなと。

せめてRadeon Settingの機能を使うときぐらいはCrossfireの能力を最大限に引き出していてほしかったなぁと思うのでありました。

このCrossfireと言う技術、なにで有効活用出来るんでしょう?とりあえずゲームに於いては期待できるほど効果は無いという事は身をもって分かった、誰かこの「CrossfireX」という無駄にカッコイイ名前の技術のすばらしさを教えてくださいw


CrossfireXこれを使うと次からAMDおじさんにマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。

素人にはお勧めできない。

まあおまえらド素人は、NVIDIAのRTX2080tiでも使ってなさいってこった。

そんなの買うお金ないけどね~そんな感じ!w_(:3 」∠ )_

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