[PC] SANWA SUPPLY ワットモニター(TAP-TST8N) で自作PCの消費電力を測定する


電気製品の消費電力を測定出来るサンワサプライの"ワットモニター (TAP-TST8N)"を買いました。

目的は現在使っているPCの消費電力や今組み立てているPCの消費電力が実際にどの位なのか?、今後やりたいなと思っているセルフオフグリッド構想もあって簡易ワットモニターが欲しいけど微妙だなと思いつつも思い切って買いました、今回は今使っているPCの消費電力を試しに測定してみました。

オフグリッドは既に家庭用太陽光発電などで実用化されていますが、DIY出来る時代に入ってます、自分で出来そうな事を適当に挑戦して失敗していくスタイル、この記事もその一環 手始めな感じです。


サンワサプライ ワットモニター "TAP-TST8N"

サンワサプライの公式リンクは以下からどうぞ、と言ってもこれを買う人はそういないとは思いますが。
自作PCの消費電力についてはWeb上の "PC電源容量計算" で出たワット(W)数を参考にPC電源のワット数を決める人がほとんどだと思いますが実際の所どうなの?と、ずっと疑問だった事もあってワットモニターを買ってみました。

参考用にPC電源計算のサイトのリンクを貼っておきます、古めの構成でも計算出来るので人によっては便利かもしれない、個人的にこのサイトはお勧め。
電源容量計算サイトも多種多様、最近の計算サイトは古い構成が選択出来なくなってきていますが、このサイトは古い構成も結構選択できます。 (古い構成の電源計算する意味は薄れていますが。)

現在のPCの構成を"BASIC"でPCの消費電力を計算した所、"負荷ワット(W)数 440W / 推奨 490W" と出ました、このPCを作った当時とは大分構成が変わっているので意外と少なくなってるなと言う印象。

自作PCの消費電力を実測してみる

現在使っている自作PCの消費電力はどの程度あるのか? この簡易ワットモニターでザックリどの程度なのかを測ってみました。
(※私のPCの場合なので何の参考にもなりませんので悪しからず。)
  • シャットダウン/スリープ時:3W未満
シャットダウン時は 2W 未満、スリープ時は 3W 未満で収まっていました、この程度であれば "シャットダウン派 vs スリープ派問題" はあるものの消費電力的にはでもどっちでも良いかなと言うレベル。
  • PC起動時:130~210W
電源ON~Windows起動までで大体ですが150W前後を行き来している感じで瞬間的なピークは210W程度でした、まあそんなもんか?。
  • アイドル時~ブラウジング、動画視聴時:70~120W
アイドル時でも "70~80W" と何もしていないデスクトップを表示しているだけでこの消費電力は高めだな~という印象、ブラウジング中の"ページや動画の読込時に 80~120W" 程でした、この程度の軽作業で100W超えてしまうのは何だかなぁ?対策しようかなと思うレベルです、もっと低いかと思っていました。
  • 高負荷時(ベンチマーク):350~410W
ゲーム実行中を想定して高負荷なベンチマーク、3D Mark(TimeSpy)とFFXVを行って実際に消費電力を測定。
"3D Mark (Time spy)" 実行時は 350~390W程度。
"FF15 Benchmark" 実行時は瞬間的に400Wを超える場面はあるものの、360~410Wの範囲でほぼ収まっていました、この間CPU使用率は約 50~70%程、GPUはほぼ100% で予想では 4~500Wは出るのかと思っていましたが意外と少ないと言う印象。


ピーク時410Wとした場合、自作PCの電源容量の係数 1.8~2.0倍 とよく色々なサイトで見ますが仮に1.8倍したとして"410×1.8=738W" このPCで使っている電源は過去の記事でも紹介している 750W 電源なのでこのPCの構成で計算上は概ね妥当な容量になっています。

実際に測ってみてアイドル時の消費電力が意外と高く、高負荷時は思ったほどでもなかったという結果でした、まあこんなものかぁ~という感じ。

上記で紹介した消費電力計算結果と実測値にそこまで差はないのでサイトも実測値も大体あってるなと言う感じ。

当面の間PCの消費電力を見ながらあれこれしながら使っていきたいと思います。

ワットモニターで実際に測ってみて思う

※使用環境/状況によるのであくまで私の場合の話です。

まず一つ言えることは CPU/GPU共に100%フルロード で通常使用するという事はありえない、と言うより100%フルロードでする作業が想像出来ないので現在の使用状況で750W電源はチョット過剰かな?と。

一般的なPCの利用、ブラウジングやゲームのなどの場合、よく言われている電源容量の係数1.8~2.0倍は盛りすぎじゃない?と思えてくるわけです。

ワットモニターで実際に確認できた消費電力のピーク "410W+α" がカバー出来れば良いのでは?という考えに至るわけです。

410Wの+αとして係数 "1.1~1.5倍" で計算しても "451~615W" なので450~600Wの電源でも十分カバー出来るよね?という事になって来ます、OSの省電力設定やCPU/GPUの省電力機能や電圧下げ等を駆使すれば更に下のワット数でも十分な可能性も。

とは言え現在自作PCのプラットフォームをAM3からAM4へ移行しようとしている最中で、次期PCの電源のワット数を決める上でもこのワットモニターで実測した上で決めたいという目論み、それでこのワットモニター。(次期PCについては"前回記事の関連記事"を参照)

変換効率云々を含む一般的に言われている電源の選び方も理由あっての事なのでそれはそれでOKすが、電源容量を抑えてその分保証が長く品質の良い電源を選ぶという方向性も一つの考え方としてアリな気がしてきます、但し一長一短な部分も出てくるのでその辺は要検討。

次期PCについてはパーツの移行がまだ終わっていないので通常運用状態になったらまたこのワットモニターで消費電力を測ってみます、気が向いたら記事にしてみようかと。

ワットモニター(TAP-TST8N)単体としてレビュー?

ワットモニター単体としてどうなのか?という部分もついでに。
簡易のワットモニターとしては十分な機能で価格もそれなりな感じで安っぽすぎない質感、大体の消費電力分かればいいよと言う人には丁度良いかもしれません。

正直一般家庭向けの簡易ワットモニターでCO2換算機能がどこに需要があるのか全く分かりませんが、これで十分と言った感じでした。

本来は Bluetooth でログ記録出来るような簡易ワットモニターがあればと思って探していましたが、適当なものが見つからずこのサンワサプライのワットモニターに落ち着いた感じです。

簡易ワットモニター自体需要が少ないので、選択肢も限られてくるのでどれを買ってもそこまで大きな差はないかと思います、安物でも良いかも。


今回は消費電力の増減の差が激しいPCで使ってみましたが実際にPCの状態に応じてどのくらいの消費電力を消費していて自分に必要な実際の目安が分かるようになったので今組み立てている自作PCで活用してみたいと思っています。


消費電力(W)に拘るならノートPCのが良いよね、そんな感じ(w)。
_(:3 」∠ )_

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