ライブ配信の為に手の込んだ機材、キャプチャボードやミキサー、OBSや録画・エンコードソフトウエアを導入しなくても、AMD Radeon ReLiveを使って簡単にYouTubeでライブ配信が出来るのでその方法を書いていきたいと思います、本当に簡単なのでお試しあれ。
”例のグラボ”のおかげでRadeonユーザー相当増えたんじゃないかと勝手に思っています、10年近くRadeonを使ってきた私としては「あ、なんかいい流れ来てる?」と思っています。
旧世代のグラフィックボードRadeon R9 380でもデスクトップの録画やYouTubeライブ配信なども出来ていたので”例のグラボ”(RX470)でも十分可能です、折角の機能を使わない手は無いですよね。
本気でYouTuberを目指す人向けのやり方ではないですが、遊びとして使うには必要最低限の十分な機能を持っています。
- ReLiveでライブ配信するために必要なもの
- RDEON SETTINGS ReLiveを有効にする
- YouTubeのライブストリーミングの設定
- RADEON SETTINGS の YouTubeライブストリーミングの設定
ReLiveでライブ配信するために必要なもの
今回この記事を書くにあたって、私が使用しているグラフィックボード「Radeon RX580」を参考にしていますが、基本的にはAMD Radeonシリーズを搭載しているPCだけあれば基本的なキャプチャ、ライブ配信は出来ます、自分がやりたい配信内容に応じてマイクやカメラを揃えるのもありかと。AMD Radeonシリーズのグラフィックボード(VRAM2G以上) 搭載のPC
AMD Radeonシリーズのグラフィックボードを搭載しているPC、使っているRadeonシリーズの違いによって性能や機能の差、例えば使えるエンコーディングの違いなどの差はありますが ReLiveが使えればOK。詳細な必要環境はAMDのReLiveのページに記載がありますので確認を。RADEON SETTINGSとGoogle(YouTube)のアカウント
今回はこの記事を書いている時点で最新のソフトウエア/ドライバ「AMD RADEON SETTINGS Adrenalin 2019 Ver 19.2.1」を使用しています、使っているRadeonシリーズの違いやドライバーのバージョンの違いもあるかもしれませんので悪しからず。YouTubeライブストリーミングの機能を利用する場合「Googleアカウント/メールアドレス」と自分の「YouTubeチャンネル/ライブストリーミングの有効化」が必要になりますので事前に準備をしておきましょう。
マイク
自分の音声などを録音、ライブストリーミングで実況配信したい人はマイクの準備を。ビデオカメラ
ビデオカメラの映像をライブストリーミングに乗せて配信したい人はWebカメラなどの準備を。必要なものが分かったところで実際にYouTubeでライブストリーミング出来るまでの方法を書いていきます。
RDEON SETTINGS ReLiveを有効にする
まずはRADEON SETTINGからライブストリーミングをするための設定をしていきます。RADEON SETTINGSを開き「ReLive」をクリック、ReLiveがインストールされていない旨のメッセージが出る様であればそこでReLiveをインストールします。
インストールが終わって表示される「ReLive」をオンにすると設定項目が出てきます。
項目が多すぎて・・・、大丈夫です一度設定をしてしまえば、ワンステップでいつでもライブストリーミング出来る様になります、今の段階でここで設定する必要のある項目はありません。
次にYouTubeのライブストリーミングの設定をしていきます。
YouTubeのライブストリーミングの設定
Googleアカウントと自分のYouTubeチャンネルが登録済みである事を前提にしています、まだ持っていない人は事前に準備しておきましょう。YouTubeライブストリーミング機能を使うには自分のYouTubeチャンネル上で「ライブストリーミングを有効」にしなければなりません。
やり方は「YouTube ヘルプ」に分かりやすい説明があるのでリンクを貼っておきます、YouTubeのサービスに関する調べものはまずここから。
- YouTube ヘルプセンター:ライブ配信入門
初めてライブ配信をする場合に配信の設定申し込み後、最大で24時間かかりますが有効になった後はすぐにライブ配信ができるようになります。
このあたりの登録をしていない人は、ひと手間かかりますが一度やってしまえばReLiveでなくとも様々な配信ソフトウエアでライブ配信出来るようになるので登録しておくと良いかもしれません。
RADEON SETTINGS の YouTubeライブストリーミングの設定
ここからはYouTube上でライブストリーミングが有効になっている事が前提です。「RADEON SETTING」と「YouTubeライブストリーミング」を連携させるための設定をしていきます。
RADEON STTINGS で「ReLiveをオン」にした状態で表示される項目「ライブストリーミング」をクリックすると以下の項目が出てきます。
ここで「YouTube」をクリックすると、Googleアカウントのメールアドレスとパスワードを求められるので入力していきます。
必要情報を入力し「YouTube 接続済み」となれば設定完了です、一度入力すれば設定を削除しない限り情報は保存されます。
ここまで終わればYouTubeライブストリーミングの配信が出来るようになります。
ゲーム画面を配信したい場合
ゲーム内の設定で”フルスクリーン”表示にして「Ctrl+Shift+G」で配信のON/OFFデスクトップ画面を含めた配信をしたい場合
「ReLive>グローバル>デスクトップの録画」を有効にして「Ctrl+Shift+G」で配信のON/OFFライブストリーミングするつもりがない場合に誤って配信が始まらないように「ReLiev オフ」にするなどの対策をしておきましょう、また「Ctrl+Shift+G」の設定は「ReLive>グローバル>ストリーミング切り替えホットキー」で変更も出来ます。
(YouTube側の設定でストリーミング設定項目にもストリーミング自体を「非公開」にしておく事も可能。)
また「Alt+R」キーを押しで使える「RADEON OVERLAY」からもこの操作は出来ますがRADEON SETTINGSの扱いに慣れてからの方が分かりやすく使えるかと思います。
ここまでがReLiveでYouTubeライブストリーミングするための基本的な使い方となります、ReLiveではこの他にも色々な機能があります、使いこなすには色々と理解しないといけない事がありますが、わかってしまえば難しい事は無いと思います。
配信をしてみるとわかってくることや疑問出てきます、ReLiveの配信に関する設定はどうすればいいの?、この設定は何に影響するのか?など、今回は単にReLiveを使ってYouTubeでライブ配信をするだけのごく単純なやり方に的を絞って書いてきました。
ReLiveの機能はそれだけではないのでまた改めて記事にしたいと思います。
ついでに
このブログ「Adatara☆G3」のYouTubeチャンネルでライブ配信された動画は全て「必要なもの」の項目で書いたもの(ビデオカメラ以外)を使用しています、雑なライブ動画ですが「ド素人」でもこの程度は出来ましたよという事で参考までに。YouTube :Adatara G3 ライブストリーミング動画一覧のリンク
色々と動画自体のクオリティに問題はありますが、好奇心だけでずぶの素人のおっさんが遊びでやっている事なので大目に見て下さいw
ただ、遊びでやるにはReLiveは十分な機能を持っているという事だけでも伝わればいいかなと。
大がかりな配信に必要な機材、マイクやミキサー、操作を覚えるだけでも一苦労な配信ソフトを大枚を出して準備する前に、ライブ配信はどんな事が必要なのかという基本的な事を覚えていくのに良いのではないでしょうか?AMDのRadeonシリーズに限らず、NVIDIAのグラフィックボードでも同じような事が出来るので気軽にライブ配信にトライ出来ると思います。
今回使用したReLiveは「Adrenalin 2019 Ver 19.2.1」ですが、古いバージョンのReLiveで使い方を簡単に解説した記事があるので”関連記事”にリンクを貼っておきます。
以前Radeon R9 380を使っていた時の記事なので古い情報ですが今回のAdrenalin 2019とは違いますが基本的な使い方は一緒なので多少参考になるかな?。
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