[PC] 私史上初 NVMe M.2 SSD ってどうなんでしょ? "Crucial P1 (CT1000P1SSD8JP)"

ここ数年M.2 SSDの価格も手頃で知名度も一般的になりつつあります、HDDに過去の物感を感じるのは私だけではないはず?

SSDと言っても今は色んな種類があり接続方式も様々で慣れないと混乱しやすい、M.2規格のSSDは記憶媒体の主流になりつつあるので予備知識を入れておいた方が吉。

今回は新たに組む自作PC用のSSD、念願の NVMe M.2 SSD で以前からこの規格のSSDを使ってみたいと思い "Crucial P1 NVMe M.2 SSD (CT1000P1SSD8JP)" を入手したので簡単に紹介。

Crucial P1 NVMe M.2 SSD (CT1000P1SSD8JP)

M.2スロットを搭載したマザーボードが当たり前になって来ました、折角M.2スロットがあるのに使わない手はないです、前回記事で紹介したマザーでOS用ストレージとして使うために今回これを買いました。
OS用ストレージとして1TBは多い気がしますがSSDの寿命もなんとなく考慮して1TBにしておくかぁ?と言うところ、余った容量はパーティションで分けたりと別途考えていくことにします。

Crucial P1 SSD スペック


以下 Crucial 公式:Crucial P1 1TB 3D NAND NVMe PCIe M.2 SSD より抜粋
  • フォームファクタ : M.2 Type 2280
  • インターフェース : NVMe / PCIe Gen3 x4 Interface 
  • 仕様 : 1TB M.2 SSD・PCIe NVMe Gen3・2,000 MB/s Read, 1,700 MB/s Write
  • 容量 SSD : 1TB 
  • 本体高さ : 22mm x 80mm 
  • 保証 : 制限付5年保証 (TBW200TB 1日約109GBx5年間に相当)
    • 保証は、最初の購入日から5年間、または製品データシート上に記載されているように、製品のSMARTデータで測定された最大総書込バイト数(TBW)が書き込まれるまでのうち、いずれか早く到来する日まで有効です。
現状販売されている"NVMe SSD"の中でこの Crucial P1 はそれほど早いSSDではないです、TBWも200TBと他のNVMe SSDと比べると、そこそこと言ったところ。

5,000MB/sRead, 4,400MB/sWrite ともっと高速なNVMe SSDもありますが、現状頭打ちと言われているSATA接続のSSDの速度で特に不満が無いんですけどね。

自分にNVMeはオーバースペックと分かっていても使ってみたいと言う好奇心には勝てません、自分が使うマザーのM.2仕様に合わせてのこの "Crucial P1" にしました。

最新最速を目指すなら PCIe 4.0 で統一した無駄にハイスペックなパーツ構成にしたでしょうが、お高いのでPCIe 4.0が主流になってからでいいかなと言う感じ。

それともう一つ、Crucialが提供しているSSDユーティリティツール "Crucial Storage Executive" が今使っている同社の SSD MX500 と共用出来るのでメーカー毎のツールを入れるより一つのツールで済むならその方がいいよねと言う所。

SATA6Gb/s SSDでも十分早いよね?。

Crucial P1 内容と外観

中身はお決まりの紙とブリスターパックに入った本体のみ。
M.2規格の製品は初なので手近にあったブラックサンダーとサイズを比較。
ブラックサンダーウメェ!もといw、M.2 SSDちっさっ!
縦22㎜x横80㎜ サイズ的にはブラッ…、板ガム1枚分ぐらいのイメージ。
裏面はパターンがあるだけで実装部品は無し。

PCケース内をシンプルにしたい場合はM.2を使わない手はないです、ほとんどの場合マザーに直接取り付けるので煩わしいケーブル配線をしなくていい、それだけでM.2素晴らしい。

従来のSATA接続のストレージと比較にならない、PCケース内がシンプルになりそうです。

ちょっと気になるSSDコントローラー?シリアルなどが書いてあるシールを剥がして搭載されているコントローラーチップを見てみました。(シールで保証云々は知らない)
「SM2263ENG」の記載、調べてみるとSilicon Motion製のコントローラー、M.2 SSDは発熱が多いと言われているのはこのコントローラー部。

フラッシュは言わずもがな Crucial と言えば Micron なぜか個人的に安心。

Crucial P1 をマザーボードに取り付け

NVMe SSDと言えばサーマルスロットリングによる速度低下が出やすいので一番発熱するコントローラーが重要だったり、対策としてヒートシンクやエアフローを考えなくてはいけない印象です。

今回使うマザーにはM.2スロットにヒートシンクが付いているのでこれを使います、上にはCPU下にはGPU、M.2スロットの下にはチップセットと熱源の宝庫のど真ん中、どうなることやら。
このSSD自体はNVMe SSDの中ではそこまで速度が出るSSDではないので、発熱についてはそれほど気にする必要はないかと思いますが、実際に使ってみて問題が起きるようなら考えればいいかな?とそんな感じでのんびりやっていきます。

ようやくOSをインストール出来る環境が整ったと言う所です。

現状はOSを起動できる最低限の仮パーツで構成されたまな板PCで、検討事項が色々あるので徐々に完成に近づければOKと、PCが動かせるようになったらこのNVMe SSDの簡単なテストの記事を書こうかなと思います。

とりあえずまな板は不安すぎるのでこれを収めるPCケースを考えていますが、わりとニッチなMini-ITX規格なため、色々と悩まされている感じです。



M.2調べるだけで頭がM字〇げになるわっ!そんな感じ。_(:3 」∠ )_

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余談 (M.2 SSD選び)

今回初めて"NVMe M.2 DDS"を導入したわけですが、私の様に初めてM.2を手にしようとしている人向けにちょっとしたまとめを。

M.2はインターフェース規格の事でM.2だから早いではなく、速いのはNVMeを謳っているM.2 SSDです

私が使っているマザーボード"GIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFI"を例に挙げてみます、このマザーの仕様表にあるストレージインターフェースの項目を見てみると、
  • "1 x M.2 connector (Socket 3, M key, type 2242/2260/2280 SATA and PCIe 3.0 x4/x2 SSD support)"
と書いてあります、対して今回準備したCrucial P1の仕様は
  • フォームファクタ : M.2 Type 2280
  • インターフェース : NVMe / PCIe Gen3 x4 Interface 
となっていて仕様上はCrucial P1の能力を十分生かせるな~という事。

Type 22XX はSSDのサイズの事で "22㎜ x XX㎜" と読み替えればOK、主流は2280。

PCIe3.0/PCIe Gen3は同じ意味でx4/x2はレーン数、M.2 SSDを買う時に注意しないといけないのはPCIeの世代、最新のマザーボードでは PCIe4.0(Gen4) に対応している物が出て来ていて、これに対応したM.2 SSDも出ています。

使っているマザーが PCIe 3.0 で M.2 SSDが PCIe 4.0 、スペック通りの速度が出ない! 何てことが防げるので買う前にマザーやM.2 SSDの仕様をよく見て検討ましょうと言う感じ、という事で。
  • M.2 はインターフェースの規格
  • 速いのはNVMe SSD
  • スペック表をよく見る
ひとまずこの3つをひとまず頭に入れておけばいいのかなと思います、初めてM.2 SSDを買おうかな?なんて人は自分で調べて予備知識を入れた方がいいですよ!

当初、ぼんやり「M.2ってめっちゃ早いんでしょ?」って思ってました。(`・ω・´)ゞ

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